















呪禁オーラ(ボーグルズ)の使い方
クリーチャー(12)
4 《林間隠れの斥候》
2 《ヘリオッドの巡礼者》
2 《シラナの岩礁渡り》
4 《ぬめるボーグル》
呪文(30)
2 《神々との融和》
1 《魂の火》
4 《豊かな成長》
4 《祖先の仮面》
4 《アルマジロの外套》
2 《結束のカルトーシュ》
4 《天上の鎧》
3 《怨恨》
2 《枷はずれな成長》
4 《楽園の拡散》
土地(18)
2 《灰のやせ地》
2 《崩壊する痕跡》
1 《カルニの庭》
12 《森》
1 《平地》
サイドボード(15)
1 《魂の火》
2 《真紅の見習い僧》
3 《払拭》
1 《電謀》
1 《投げ飛ばし》
2 《はらわた撃ち》
1 《絆魂》
2 《自然のままに》
2 《軍旗の旗手》
◆呪禁オーラの使い方
1:基本
このデッキの戦術は至ってシンプル!
《ぬめるボーグル》のような軽い呪禁を持つクリーチャーに
《天上の鎧》のような軽くて強いオーラを沢山つけて
ひたすら殴る!殴る!といった流れになります。

呪禁クリーチャーの「除去されにくいがサイズが小さい」
オーラの「サイズを大きくするが除去されたらアドバンテージを失う」
というお互いの欠点を補いあっているわけですね。
そしてパウパーには《神の怒り》のような問答無用の全体除去はありません。
対処手段のない相手の顔面に手痛いパンチを喰らわせてやりましょう!
2:呪禁オーラのテクニック
A:マリガンは思い切って
呪禁クリーチャーとオーラの両方をバランス良く引かなければ戦えないこのデッキ、
初手に両方揃わないこともよくあります。
そのうえ土地も少なく、2色デッキなのでなかなか満足する初手は来ません。
何となく戦えそうかな?はこのデッキでは中々戦えないのです・・・。
そういう時は先のドローに期待せずに思い切ってマリガンしていきましょう。
このデッキであれば、少なくともダブルマリガンまでであれば初手次第で勝ちをつかめます。
呪禁オーラの戦いはマリガンから始まる。
初手の良し悪しで戦いの5割は決まっていると過言ではありません。
どんどんマリガンして、理想の初手を引いていきましょう!

B:時には運に賭けることもある
先程ドローに期待せずに初手を決めろ!と言ってきましたが・・・。
あと1枚求めているカードが来れば理想的な初手!というとき・・・私はたまに強引なキープをします。
そしてその決断が実ることも割と多いです。ではどういう状況でドローに期待するのか?
1ーまずは後攻であること。1枚多く引けるので手札に来る確率が上がります。
2-《豊かな成長》があること。ドロー回数が増えるので手札に来る確率が上がります。
3-足りないのが1枚であること。土地もオーラも足りないといっても両方引くのはまず無理です。
ドローに祈るときはこの条件を出来るだけ満たしている時にしましょう。
確率を上げた分、デッキはあなたの祈りに答えてくれるはずです。

C:横に広げることを意識しよう
黒系のデッキは呪禁オーラの天敵である《チェイナーの布告》を始めとする
布告除去を使ってきます。対戦相手の土地に黒マナを出す土地が見えたら、
強化はほどほどにしてクリーチャーを並べることを重視しましょう。
また、余裕があれば2体目以降のクリーチャーもちょっとだけでいいので強化しておきたいところです。
何故かというと、タフネス1のクリーチャーは《吐き気》のような全体除去でまとめて除去されやすいので
たくさんクリーチャーを並べていても全体除去→布告除去という2手で全滅することがあり得ます。
もちろんそれにかまけて肝心の攻めがおざなりになったら本末転倒ですので、
その塩梅をどうするかはその都度臨機応変に対応していきましょう。それが出来たら苦労しないんだ・・・。

これなら相手はこちらを全滅させるのに3手かかる。全体除去を持たれていても安心!
3:サイドボード
メインボードでは対戦相手のデッキに対応できるカードが少ないため、結構勝てる呪禁オーラですが
2戦目以降はサイドから入ってくる《痕跡消し》《心に静寂》のような
撃たれたらほぼ負けといってもいい致命的なカードに対応する必要があります。
どのような対策カードを使ってくるかは対戦相手のデッキによって変わります。
ここでは主な対策カードとその対処法、そして使ってくるデッキを紹介していきましょう。
A《痕跡消し》 主な使用者:ボロス統治者、白黒ペスト
たった2マナでこちらのオーラを根こそぎ除去していきます。
インスタントというのは厄介に見えますが、他の対策とまとめて
《払拭》で対策できるのでむしろありがたかったりします。
というわけで序盤は同じように展開しつつ、それなりのサイズを達成出来たら
《払拭》を構えつつ殴って行きましょう。入ってる数はだいたい2枚、1回止めれば大体大丈夫です。
小さなテクニックとして《アルマジロの外套》をサイドアウトする手もあります。
同じ色のオーラを除去する都合上、マルチカラーのこれを抜けば
一回撃たれても白か緑のオーラをどちらか残すことができます。
回復がそこまで必要なマッチでもないので、一度抜いてみると意外と助かるかも・・・?

B《軍旗の旗手》 主な使用者:ボロス統治者、白黒ペスト、呪禁オーラ、トロン
タフネスが1しかないので《はらわた撃ち》で除去してしまいましょう。
対象が「あなたがコントロールするクリーチャー」であるカルトーシュは普段通り付けられるので、
《活力のカルトーシュ》で除去することも可能です。
また先置きしないと意味のないカードなので、全力展開すれば無視できることも・・・?
C《電謀》主な使用者:ボロス統治者、バーン
タフネス1という呪禁クリーチャーの弱点を突いてくるカード。
《電謀》はインスタントなので、オーラをつける瞬間を狙われ1:2交換を許してしまいます。
主だった対策カードは《払拭》。デッキによっては後述のカードも
まとめて対策できる《水流破》、腐りにくい《変異原性の成長》もいいでしょう。
それと2マナということもあり、こちらが先行なら使われる前に
クリーチャーのタフネスを2以上にすることができるので脅威度は低めです。
D《クラーク族のシャーマン》《灰の殉教者》:主な使用者:親和、バーン
こちらは2点以上のダメージを与えてくるカード。
タフネスを上げても耐えられないのは《電謀》より厄介ですが、
これらはあらかじめ見えている弱小クリーチャーなので《はらわた撃ち》で始末しましょう。
《水流破》があれば《エイトグ》などの厄介なクリーチャーにも対応できます。
速度を求めるなら《真紅の見習い僧》などのプロテクション持ちクリーチャーを
使っていくのもいいと思います。汎用性は低いのでメタゲームと相談ですね。

E《石角の高官》主な使用者:トロン
呪禁オーラは戦闘ダメージで相手を倒すデッキなので、
戦闘すらさせてくれない《石角の高官》は天敵です。
しかも似たような機能を持つ《虹色の断片》《一瞬の平和》と比べて再利用が容易。どうするか・・・。
そこで《投げ飛ばし》。こちらの展開を邪魔されることは少ないので、
オーラを割られない限り大きなサイズのクリーチャーが出来上がっているはずです。
その上ある程度のライフは削れているはずなので、これ一発で決着がつきます!
問題は打ち消しを少ないながらも持っていることです。インスタントであることを生かして
エンドに呪文を使ってくる瞬間を狙って顔面にブチ当てていこうね!
F《上機嫌の破壊》主な使用者:ストンピィ、エルフ
対策できるサイドはありません、諦めましょう。
・・・というわけにもいかないので、これを使ってくるデッキには
全力投入せず、手札に《天上の鎧》などの大幅強化オーラを1枚は残した状態で
戦っていきたいですがそれもドロー次第・・・。
これらのデッキはクリーチャーを除去される心配がないので可能な限りクリーチャーをサイドアウトし、
オーラの比率を増やすことでドローの質を上げていくのも重要になりますね。
他にも《オーラの変転》《無効》《心に静寂》《吐き気》《貴族階級の嘲笑》など
辛いカードはたくさんあります。あらかじめ使ってくるデッキやカードの効果を調べておき
その都度なんとかする・・・しかないですね。頑張りましょう!
4:おわりに
何か初手とサイドの話ばかりだった気がしますが、
呪禁オーラで勝てるかどうかはそれら2つをいかにうまく出来るかにかかっています。
もうひとつどんなデッキにも言えることですが、最終的に重要になってくるのは精神力!
半分コンボデッキでありながらサーチやドロー手段に乏しいこのデッキ。
思い通りのカードが引けずイライラすることも良くあると思います。
運を受け入れ冷静にプレイ出来るか・・・気を付けていきたいですね。自戒。